【連載】モデル猫への道 No.1 「カメラはひとまず置いといて」
「我が子を可愛く撮影したい!」
誰もがそう願っている事だと思いますが、よくよく聞いてみると
「携帯カメラだからブレる/カメラの使い方が分からない」
「いつも似たようなアングル」
だいたいこの2つの悩みが混在しているようです。実際その悩みを抱えている方に撮影した写真を見せて頂くと、確かに同じアングルが多いのですが
それ以上に「もったいないな」と思うのが「背景」です。
先日TwitterとFBに掲載しておりますが、実は失敗作なのです。
どこが失敗してるのかと言うと
「畳みの上でジャレ合ってすっごく可愛い表情してるけど、画面左側にオレンジ色の
布の端が写りこんでしまった」
こうやってすっごく可愛いお顔してるのに
脱ぎっぱなしの靴下が写っていたり
テレビの配線が写っていたり。
折角いい表情なのに、もったいないですよね。
写真の世界ではよく「引き算」と言う言葉が使われます。
これは「被写体(モデル)が際立つように余分なものが写らないようにする」と言う意味ですが
そんな難しい事やれと言われたってすぐに出来るものじゃありません。
だから今日はそんな難しい事をしなくて済む、なおかつ引き算する必要もなく。
どんなカメラでもお洒落猫写真になる「家猫撮影用の背景作り」のお話をしたいと思います。
とはいえ「背景」と言う言葉を聞くと殆どの方がスタジオ撮影で白い背景でライトがあって・・・
コレを想像されると思いますが、何も白い背景を作って下さいって訳ではないのです。
白猫さんを白背景で撮影したらそれはもうキレイな写真になるとは思いますが、光が
難しいのでこのお話はまた別のタイミングで。
例えばこの写真。
これ、実は100円ショップで売っていた不織布(ふしょくふ)のテーブルクロスです。
水玉模様の可愛い背景の写真になります。
そしてこちらも。
つまり
「見せたくない所は布で隠してしまえ!」
と言う事です。
これを「忍法布隠し」と呼んでいます(笑)
ただこの布選び。
ちょっとしたコツがあるのです。
それは「その子に合った色・柄」です。
我が子美夕を撮影する際に
1:子猫であること
2:女の子であること
と言う撮影条件になります。
この条件に合う背景を考えた時
【可愛い模様もしくは柄なしの可愛い色合いの布】
になるのでこのテーブルクロスと布をチョイスしました。
こうやって「我が子に似合う布/ファブリック選び」をするのです。
これ、結構楽しいです。
そしてもう1つのコツ。
それは「使った布の端が写らないように」と言う事。
折角お気に入りの布を用意していざ写真撮ったら布の端が写ってしまったのでは
もったいないです。
布の端が入らないよう自分の立ち位置やカメラを動かして見ましょう。
たったこれだけの事で雑誌に掲載されるようなオシャレな写真が撮れますよ。
これはとてもプライベートでどうでもいいお話ですが
私が今借りている部屋は大きな出窓があったり畳みの部屋があったり
ベランダがタイルだったり。
ペットOKな上、どれ一つとっても「猫の写真がキレイに撮れる背景」と言う理由で契約しています。
ごちゃついた本棚や布団、テレビの配線などが写らないように
家具の配置をしたり布で覆ったり。
この布の向こうはとてもお見せできるような状態ではございません・・・。
ただこうやって布を使い見せたくないものを覆ってしまう事で
「いついかなるタイミングで撮影しても余計なモノが写らない」空間を
作る努力はしています。
ただ猫4匹もいるとすぐ散らかりますけどね(涙)
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